よくある質問

ミネラルをまくことのメリットは何ですか?

作物のおいしさは作物ににミネラルが含まれているかいないかで決まります。

ミネラルたっぷりの作物を作るには、作物の栄養源となる土にミネラル(亜鉛、マンガン等)を散布し、土中からたっぷりとミネラルを吸収させることが大切です。

ミネラル(ノーゲン)は、肥料でも科学薬品でもありません。天然の土壌改良剤で、26種類以上の元素が含まれているミネラル鉱山より採石した岩石を粉末にしたものです。ミネラル(ノーゲン)を散布し、土壌を安定することで以下のような効果が報告されています。

  • 農薬と化学肥料が少なくすみ、安全性の高い農産物が収穫されます。
  • 野菜本来の持ち味を引き出して、味覚が大変よくなります。
  • 野菜の色艶が良く、日持ちが良くなります。
  • 野菜の身の締りが良く、一個当たりの比重が高くなります。

おいしい作物を育てるためには植物本体が病気に負けない健康体であること、植物の健康は養分吸収する根、特に毛細根が十分発達する必要があります。

土壌中の微生物は代謝を繰り返しながら植物に必要な栄養分を土壌中に放出してくれ、それを植物が吸収し成長します。特にうま味の素となるアミノ酸やビタミン類、ミネラル類は毛細根からしか吸収しないのです。

なぜ天然のミネラルがいいのですか?

科学的に処理されたミネラルは根から根酸を出し、石を溶かして養分を吸い上げる過程が不要です。一見効率的ですが、科学的に処理されたミネラルでは作物の生命力を高めることはできません。

私たち人間がサプリメントや栄養剤で栄養素を体内に取り込むより、口から食べ物を食べ租借し消化吸収したほうが元気な体になるのと同じです。


ノーゲンは加工していない天然岩石。ミネラル分の補給と同時に根の働きを活性化させ、作物を元気にします。

単位面積当たりの施用量を教えてください。

気象・土壌条件によって適量は異なりますが、おおよその目安になさってください。

水田10アール当たり100~120kg
普通畑10アール当たり 100~120kg
育苗床198㎡ (60坪)当たり20~30kg
育苗箱1箱当たり100~200kg
施設園芸10アール当たり 120~140kg

撒き方を教えてください。

水田、畑の場合、田畑一面に散布して耕運機等で土とよく混ぜ合わせてください。元肥と同時使用もできます。

育苗箱の場合、培土に混入、または上から散布のいずれも可能です。
定植の穴に大さじ1杯程度のノーゲンを入れて植えるとより効果的です。
定植後追肥として畝間に散布しましても効果を表します。
その他、元肥に2/3、追肥に1/3など工夫されている方もおられます。

漉き込む深さを教えてください。
表面散布なのか漉き込んでいくのか、メートル単位で掘り返すのか

混入・上からの散布のいずれも可能です。

単年作物の場合は、播種・苗の植え付けの前の土起こしの際に一緒に漉き込むと手間がかからずおすすめです。

多年生作物や果樹の場合は根元から直径1メートルほどの範囲に散布してください。

ノーゲンの効果の見方を教えてください。

根がすくすくと育ちますと、その状態は必ず地上部の葉や茎に現れます。ノーゲンを施して2~3週間後に観察してください。
葉の裏側を見る。葉脈の走り方がしっかりしていてしかも浮き上がって見えるときは根が多くなっています。

  • うり科やトマトなど葉や茎に毛が生えているもの
    棘が多くなり色が濃くなるほど根が発達したことになります。
  • ナスなどとげや特別の色のあるもの
    とげが多くなり、色が濃くなるほど根が発達したことになります。茎が太く、節間が詰まってくるほど根が健全です。
  • 大根、人参など
    茎葉のつけ根が締まり、わき芽の少ない状態ほど根がしっかり生えていることになります。

各作物の生長点の色が日中でも若やいで見えるものほど根が活動していることになります。

ノーゲンの使用による各作物の効果例が見たいです。

水稲ムレ苗にノーゲンを散布しますと数日でその改善がみられます。
苗床使用で、根数の多い徒長の防止された健康な苗を作ります。
活着をよくし、倒伏しにくい稲を育てます。
粒数が増加し色がべっ甲色になり、品質の向上や増収が図られます。
根菜地上部の徒長を軽減します。
にんじん玉ねぎを、大根などでは茎部のしまりがよくなります。
よって、収穫期間の長期化、または収穫高貴の品質の低下が軽減されます。
葉物葉肉の厚い野菜ができます。
血球野菜はまきがよくなり鮮度保持の高いものになります。
茎葉部の青ぐさ味が少ない野菜になり、生食で甘みを感ずるものになります。
柑橘類玉伸びが良くなります。
酸の抜けが良くなります。
糖度の増加が図られます。
柑橘類など果木やお茶などの永年作物の場合、改良剤や肥料の効果は数年しないと分からないと言われますが、ノーゲンの場合その年である程度の効果を見ること多いです。

どういう土地に適していますか

特に適した土地はありません。ノーゲンをまくことのデメリットはないので、どの土地にでも撒いていただけます

おすすめは降雪地帯です。冬の間積もった雪が解ける際に土壌中のミネラル分が流されるため、ミネラル分が不足しがちです。このミネラル分を補給するためノーゲンを利用される生産者さんが多数おられます。春先融雪剤を兼ねてノーゲンを撒いてください。

しかしながら、酸性土壌では効果が出にくいの実験結果があり、酸性土壌で使用する場合は少量で効果を試してみることをおすすめします。

ノーゲンをまくことのデメリットはありますか

ノーゲンは天然鉱石です。撒くことのデメリットはありません。

酸性土壌において効果が出にくいという実験結果が出ていますが、デメリットは見られませんでした。

試験的にまきたいのですが、最低ロットはいくらですか。

20kg一袋からご購入いただけます。最初は小さなロットでお試しください。

注文してからどれくらいで届きますか?

ご入用の量によりますが2週間ほどお時間をいただきます。またトン単位の場合は運送便の手配も必要になるため数カ月前にご相談ください。

購入してから使うまで有効期限はどれくらいありますか?

常温常圧で保管した場合、成分の変化はなく有効期限はありません。しかし高温多湿の場所での保管や雨にぬれると粉砕した石が固まることがあり、撒きにくくなります。多湿な場所での保管にはご注意ください。

ノーゲンはどんな条件でも効果がありますか?

ノーゲンは天然のミネラルを補給し、根の活性化を図り、作物の発達を促す資材です。

ノーゲンの効果についての事例は多数の生産者さんから報告があります。また中部大学の研究でも散布の効果がみられるとの実験結果が出ています。

しかし、ある地域で成功しても気象・土壌条件が異なる別の場所で同じように成功するとは限りません。生産者さんそれぞれの技術にもよります。毎年同じ収量が得られるという保証もありません。

ノーゲンは農業、特に有機農業の数ある技術の一つで補助資材です。残念ですが、どんな条件でもノーゲンを使用すれば作物栽培のすべての問題が正しい解決の方向に向かうとは限りません。

有機JASに適合していますか?

ノーゲンは有機JAS法別表1 「 岩石を粉砕したもの」に該当します。
基準は以下のように定められています。

「天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するものであって、含有する有害重金属その他の有害物質により土壌等を汚染するもので ないこと。」

農林水産省 有機農産物の日本農林規格(最終改正 令和4年9月22日農林水産省告示第1473号)より抜粋
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/attach/pdf/yuuki-55.pdf

なお、有機農産物のJAS規格では、原則に則った栽培では生産が困難な場合に使用できる資材として別表が定められていますので、その原則を十分ご理解ください。

資材を評価する際の手順書はこちらです。
有機農産物のJAS規格別表等資材の適合性判断基準及び手順書(PDF : 487KB)
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/attach/pdf/list-1.pdf

農林水産省 有機農産物のJAS規格別表1への適合性評価済み資材リスト(平成28年3月31日時点)  更新日:平成28年11月17日より抜粋
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/list.html

資材の有機JAS適合性とは何ですか?

一般社団法人有機JAS資材評価協議会が有機JAS・『有機農産物のJAS別表等資材の適合性判断基準及び手順書』に基づき適合性の評価を行った資材です。ノーゲンは以下のように「有機JAS資材評価協議会 有機農産物のJAS別表等への適合性評価済み資材リスト」に掲載されております。

・申請者名 株式会社東研

・資材名  ノーゲン

・登録番号 JASOM-221207


リストはこちらからご確認いただけます。

一般社団法人有機JAS資材評価協議会 資材リスト
https://www.yuhyokyo.com/list/

このリストができた背景

2000年8月に有機JAS認証制度が始まって以来、肥料販売業者の企画に対する理解不足や間違った宣伝による誤使用の事故が続き、有機農産物の生産者は資材に対し大きな不安とリスクを抱えてきました。

このような混乱を避けるため、 農林水産省消費 ・安全局は、 平成22年度から 「 有機 JAS 規格制度349等信頼向上委託事業 」 を行い、平成23年度には、適合と評価された資材の商品名をリスト化し、 公表することによって生産行程管理者が当該資材を改めて確認することなく、 資材の選択ができるようにすることを目指してリスト化を進めています。一般社団法人有機JAS資材評価協議会が有機JAS・『有機農産物のJAS別表等資材の適合性判断基準及び手順書』に基づき適合性の評価を行った資材の事です。

リストに未掲載の資材であっても、有機農産物のJAS規格で使用可能なものがあります。未掲載の資材については、「有機農産物の JAS 別表等資材の適合性判断基準及び手順書」に基づき、生産行程管理者または登録認証機関が個別に評価を行うことになります。

一般社団法人有機JAS資材評価協議会 のHPより抜粋
https://www.yuhyokyo.com/